地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」

 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」

今月のMNGDプロジェクト

8月のMNGDプロジェクトの活動

◆各題目の研究活動  

題目1)
・アジスアベバ科学技術大学(AASTU)では、ブラックコットンソイルに粉砕したエンセーテ、コーヒー殻、テフ藁を混合して、物理特性、膨潤性の変化を調査中。得られた実験結果を文献と比較検討し、考察を行っている。
・宮崎大学では二種類の膨潤性粘土の物理特性実験を行い、AASTUの実験結果と比較。

題目2)
・AASTUでは、ブラックコットンソイルのXRDとセルロース含有量を調べる実験を急いでいる。
・愛媛大学では疑似ブラックコットンソイルを作成中。AASTUの実験結果を参照することでより精緻なものを目指したい。

題目3)
・調査委託をしたエチオピアのジンカの調査チームが調査を進めている。
・定期的な勉強会を8/12に行い、宮崎大学のAlemshet氏がブラックコットンソイルを用いた実験方法についての文献を紹介。
・10月から開講予定の公開講座の準備を進めている。

◆プロジェクト全体の研究活動  

・8/20にエチオピアとのZoom会議を開催 。(次回は 9月17日開催予定)
・8/23に全体会議開催。(次回は 9月27日開催予定)
・8/20にJSTへ中間報告書を提出。中間評価会は12/17開催予定。
・10/4のJCCにて発表する留学生たちによる事前研究発表会を9月後半開催で調整中。12月にも研究発表会を予定。
・松隈研究員が8/20にエチオピアへ渡航。12/21まで滞在予定し、AASTUでの実験活動をフォローアップ。
またアジスアベバだけでなくジンカへも行けるよう、JICAと交渉中。


引き続き、感染症に注意しながら、日本の各大学、エチオピアの各大学との間で、密に連絡を取り合い、研究活動を進めていきます。