2021年12 月18日(土)、京都大学アフリカ地域研究資料センター(CAAS)、SATREPS「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」プロジェクト共同主催の「2021年度アフリカ地域研究資料センター公開講座」の第三回が、京都大学稲盛財団記念館3階大会議室とZoom生配信のハイブリッドで開催されました。
講師は、福林良典先生(宮崎大学工学部 准教授)による 「アフリカで住民と道普請をする」。これまで福林先生が関わってこられたNPO法人道普請人の世界30か国における「道普請」の活動の中でもアフリカ9カ国での活動について紹介していただきました。どのように住民を組織して作業を行ってきたか、「土のう」を用いた具体的な道路整備手法、道直しの活動が地域に与えた影響など、盛りだくさんの内容で、講義後、たくさんの質問が受講生から寄せられました。
次回は講師が変更になりましたが、1月22日、 宮﨑祐輔先生による「アフリカで土を問う」、松隈俊佑先生による「アフリカで工学研究者になる」です。長い間、アフリカの現場で調査研究活動されている二人の若手研究者のお話を二本立ててお聞きいただきます。受講を希望される方は、開講日の1週間前までに下記の要領でお申込みください。
2021年度アフリカ地域研究資料センター公開講座
「工学研究者、アフリカへ行く! “MNGDプロジェクト”の挑戦」
アフリカでは、古来より人やもの、情報のやりとりを様々に発達させてきました。そのなかでも、物理的な往来を容易くする「道」の存在は欠かせません。航空機や高速道路による長距離移動やSNSなどの情報通信が多用されるアフリカで、ともすれば村と村をつなぐふつうの「道」の重要性は看過されてきました。今回のアフリカセンター公開講座では、この「道」に注目して2019年からエチオピアで共同研究をはじめた工学研究者たちの挑戦をとりあげます。SATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム)「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」、通称MNGDプロジェクトの活動について紹介しながら、みなさんと一緒にアフリカの道について考えてみたいと思います。
第一回 10月16日:木村 亮「アフリカに大学を造る」 ⇐終了しました。
第二回 11月27日:安原英明 「アフリカで地盤環境工学を考える」 ⇐終了しました。
第三回 12月18日:福林良典「アフリカで住民と道普請する」 ⇐終了しました。
第四回 1月22日:亀井一郎「アフリカの土壌を改質する」 ⇐ 変更になりました。
第四回 1月22日(土)宮﨑祐輔(京都大学工学研究科・助教)「アフリカで土を問う」/松隈俊佑(京都大学アフリカ地域研究資料センター・特定研究員)「アフリカで工学研究者になる」
第五回 2月19日:澤村康生 「在来植物でアフリカの道を直す 」
*この公開講座は、京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科の「令和3年度アジア・アフリカ地域研究履修証明プログラム」の一部として提供しています。
時間 15:00~17:00(開場14:30)
会場 オンライン(Zoom)、京都大学稲盛財団記念館3階 大会議室
*会場とオンラインの両方で開講予定ですが、感染状況によっては、 オンラインのみになる場合があります。
受講料 1講座 1,000円
定員 会場での受講定員は30名(希望者多数の場合は抽選)
お申込み方法 「お名前(ふりがな)、ご住所、Eメールアドレスなどの連絡先、受講希望講座」を記して、下記のいずれかへお送り下さい。会場での受講を希望される場合は、その旨をお書き添えください。無記入の場合は、オンライン受講希望として扱わせていただきます。
1)E-mail: manabiafrica [at] gmail.com ([at]は@に変更してください)
2)郵便: 〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46 京都大学アフリカ地域研究資料センター 公開講座係
3)FAX: 075-753-7831
各回、開講日の前週金曜までにお申し込みください。
お申込みいただきましたら、5日以内に受講受付と受講料振込のご案内を返信いたします。 入金確認後、当日までに会場での受講案内、あるいは参加URLをお送りします。 講座の映像は、開講日以降もオンラインで見ていただけるよう、アーカイブを公開します(期間限定)。
お問い合わせ 京都大学アフリカ地域研究資料センター
Webサイト)https://www.africa.kyoto-u.ac.jp/archives/9731
E-mail) manabiafrica [at] gmail.com ([at]は@に変更してください) 電話)075-753-7831