地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」

 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」

ジンカ大での実物大走行実験準備

2023年3月、宮崎大学の福林先生、京都大学の金子先生重田先生がエチオピア南西部、ジンカへ赴き、MNGDプロジェクトの活動を行いました。

今回の大きな目的は、ジンカ大学構内での実物大走行実験の実施準備。構内環境整備を担うワーカーたちに作業を依頼して、ブラックコットンソイルが分布する区域で、20m×20mの実験区画の整備を行いました。

毎日降雨に見舞われましたが、晴れ間を利用して除草、整地が人力で進められました。車両待機所や資材置き場となる場所は、礫質土と砂利を層状に敷設する必要があります。そこで予備実験的に、ある範囲(5m×6m)にはブラックコットンソイルにセルドロンを混合し、団粒化させたうえで礫質土を撒きだしました。礫質土の運搬にはドンキーカートが利用されました。

さらに、砂利を敷く作業が必要ですが、土を乾かすことが必要なため、天候の回復を待って研究員の松隈氏が現地スタッフとおこないます。