地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」

 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」

AASTUの年次研究総会で木村先生が基調講演を行いました。

2023年5月4-5日、アジスアベバ科学技術大学(AASTU)で第七回年次研究総会が開催されました。当プロジェクトからは、AASTUの招待を受けて、研究代表の木村亮先生が「New technology thinking from a different angle for the Foundation of Structures」と題した基調講演を行いました。本総会のテーマは「Science, Technology and Innovation for Industry」であったため、木村先生の講演では、イノベーションにおいて大事な視点である「別の角度」から物を考える、ということの説明として、阪神大震災で高速道路の多くのコンクリート高架橋が倒壊したことを受け、揺れに耐える構造ではなく、揺れを吸収する構造の橋脚建設の技術が生まれた話や、その他の日本のベンチャー企業の技術開発の例が説明されました。また学生時代にサハラ砂漠を自転車で縦断したのを皮切りに、アフリカを何度も訪れている木村先生が、現在、世界中で行っている土のうを用いた道直しの活動を紹介し、AASTUにおいても「ハイテク、ローテク、ミドルテクを統合して、良い国を作っていってください」というメッセージを送りました。ユーモア豊富な木村先生の講演は時折会場に笑いを起こし、AASTUの学長、副学長をはじめ、教員や学生から大変好評を受けました。

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