地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」

 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」

今月のMNGDプロジェクト

7月のMNGDプロジェクトの活動

◆各題目の研究活動  

題目1)
・宮崎大学、アジスアベバ科学技術大学(AASTU)では特殊土の物性把握のための実験がひと段落し、7/16のオンライン会議にて、今後の実験計画とスケジュールを確認。エチオピアで採取した植物の粉体を特殊土に混合したときの物理特性の調査を進めていく。
・エチオピア道路公社(ERA)による土質改良剤の研究についての文献を調査。

題目2)
・愛媛大学では候補材料のセルロース含有量と吸水率の関係について調査中。疑似ブラックコットンソイルの作成も試行。
・留学生は「レビュー論文」を執筆し、関連する過去の研究内容を整理して把握。 

題目3)
・調査委託契約を結び、エチオピアのジンカに調査チームが作成された。調査デザイン、質問票の作成など、調査準備を進めている。
・定期的な勉強会を7/19に行った。アフリカの特殊土や道路整備に関連するJICAの調査報告書を順に精読しており、今回はアフリカの舗装路の損失状態と対策についての情報をまとめた。

◆プロジェクト全体の研究活動  

・7/16にエチオピアとのZoom会議を開催 。(次回は 8月20日開催予定)
・7/19に全体会議開催。(次回は 8月23日開催予定)
・10月からのアフリカセンター公開講座「工学研究者、アフリカへ行く!~”MNGDプロジェクト”の挑戦」の受講申し込み受付を開始。
・6/18に 成田へ  到着したTeshome氏(京都大学工学研究科・留学生)とKassahun氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科・留学生)が自主隔離期間を経て、7/2に京都へ移動。研究活動を開始。
・6/27に成田へ到着したArgachew氏(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)も自主隔離期間を経て、7/12に京都へ移動。研究活動を開始。
・JICAの渡航規制が7/21に解除されたので、松隈研究員が8/20からエチオピアへ渡航予定。

引き続き、感染症に注意しながら、日本の各大学、エチオピアの各大学との間で、密に連絡を取り合い、研究活動を進めていきます。