地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」

 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)
「特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土質改良材の開発と運用モデル」

2019年度活動報告③【題目3】

題目3「地方での道路災害低減に向けた特殊土対策工の運用モデルの構築」も、JSTへ提出する2019年度活動報告書を作成しました。

提出した資料全体はこちら→JST報告書2019年度(2020年4月13日提出)〔PDFが開きます〕

 

題目3は、以下のような活動に取り組みました(報告書P32~41)。

 

1. 南オモ県での道路災害発生状況と現行の対策を把握しました。


エチオピア南部諸民族州・南オモ県のモデルサイト候補地において、雨季の後の道路状況を調査しました。
特殊土地盤上道路整備工を開発するために、打ち合わせや現地調査を行いました。

 

 

 

2. ジンカ大学の構内に走行実験を行う候補地を選定しました。

南部州道路公社や道路公社研修所を訪れ、情報収集、打ち合わせを行ったほか、エチオピア道路公社と道路補修の研修内容についての意見交換を行いました。

 

 

 

3. 特殊土対策工の運用モデルと道路維持管理体制の構築を念頭において、モデルサイト候補地でデモ施工を行いました。

モデルサイト選定のため、候補地の人口、村内道路状況、特殊土の分布、道路の主な利用目的、補修経験の有無について調査しました。デモ施行を実施したことにより施行スケジュールや参加者の組織化、情報共有について課題を見いだすことができました。今後はこれらの課題を踏まえて、マニュアル・ガイドラインを作成していきます。